Charon Technology

カーロン・テクノロジでは、ソフトウェアの開発に際して、ソースコード管理システムGitを用いることがあります。 本ページでは、Gitサーバの構築手順をまとめます。

サーバ設定

カーロン・テクノロジで構築したGitサーバは、次の設定となっています。

リポジトリのパス
/Depot/(Repository Name)
リポジトリへのアクセス権
gitグループに所属するユーザがアクセス可能
本ページでは、既存のリポジトリRepositoryを新しいサーバに配置するまでの手順を解説します。

Gitインストール

Gitサーバは、SSHプロトコルを使用します。そのため、GitとOpenSSHサーバをインストールします。

$ sudo apt-get install git openssh-server

共有リポジトリ作成

Gitサーバのファイルシステム上に、共有リポジトリを作成します。

最初に、リポジトリを配置するためのディレクトリを作成します。 gitグループに所属するユーザからアクセスできるようにするため、ディレクトリのグループをgitに変更し、グループの書き込み権限を付与します。

$ sudo mkdir /Depot
$ sudo chown :git /Depot
$ sudo chmod g+w /Depot

次に、リポジトリを作成します。 作成するリポジトリはgitグループで共有するため、--sharedオプションを用いて作成します。 なお、git initした直後はグループの設定がされていないため、chownコマンドで変更することになります。

$ cd /Depot
$ git init --shared --bare Repository
$ chown -R :git Repository

最後に、既存のリポジトリの内容を、新リポジトリにpushします。

ローカルマシン上で実行
$ cd /path/to/Repository
$ git remote add newrepo ssh://servername/Depot/Repository
$ git push newrepo --all
$ git push newrepo --tags

以上で、リポジトリの設定は完了です。後は、クライアントから新リポジトリをcloneして使用します。

ローカルマシン上で実行
$ git clone ssh://servername/Depot/Repository